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敦賀駅乗り換えとICカードについて
北陸新幹線が敦賀まで延伸開業して早2年が経ちました。


新幹線の終点であり、関西・中京方面からの特急「サンダーバード」「しらさぎ」、新快速、そして第三セクターの「ハピラインふくい」、JR小浜線が入り乱れる巨大なターミナルへと変貌を遂げた敦賀駅。

皆さんはもう、この巨大駅での乗り換えには慣れましたでしょうか?
敦賀駅というと新幹線と特急の乗り換えばかりが注目されがちです。これまで特急サンダーバードで乗り換えなしで関西から北陸各地に乗り換えなしで行けたものが、今は敦賀駅での乗り換えが必要となってます。


しかし、実は私たちのように普通列車や快速列車、フリーきっぷを駆使して旅をする個人旅行者にとって、敦賀駅で最も注意すべきは「在来線同士の乗り継ぎと決済」です。
今回は、知っていると絶対に得をする、敦賀駅構内の「乗り換え改札機」の活用法を中心に徹底解説していきます。これにより敦賀駅を出なくてもICカードでの入退場処理ができるようになります。
敦賀駅構内の「乗り換え改札機」の存在意義
敦賀駅で在来線を乗り継ぐ際、多くの方が戸惑うのが「改札を出るべきか、出ないべきか」という問題です。
ハピラインふくいとJR線(小浜線、北陸本線の新快速・特急)は別会社になったため、基本的には運賃の計算が分かれます。
しかし、敦賀駅で乗り換えるためだけに、わざわざ重い荷物を持って改札を出て、また入り直すということになります。
新幹線や特急利用される際は2F改札口、在来線相互の利用の場合だと地下道を降りて1Fの改札利用が便利、とはいえ大変です。

そこで大活躍するのが、今月から敦賀駅構内に設置された「乗り換え改札機(簡易IC改札機)」です。

これは、駅の外(改札外)に出なくても、駅の構内・ホーム上の連絡通路などでICカードの入退場処理(決済)ができる優れものです。
乗り換えパターン別に乗り換え改札利用について解説
では乗り換えパターン別に乗り換え改札を使うべきかを解説します。
小浜線乗り換えは「入退場タッチ」が絶対必須
まず、最も気をつけなければならないのが、各路線とJR小浜線を乗り継ぐケースです。
例えば、新幹線や在来線、ハピラインで敦賀まで来て、そこから小浜線に乗り換えて小浜や東舞鶴方面へ向かう場合。あるいはその逆のルートですね。
この乗り継ぎにおいて途中下車せずICカードを利用する場合、敦賀駅の構内にある乗り換え改札機でのタッチ(ハピラインの退場処理)が必ず必要になります。
理由としては小浜線がICカードが使えないからです。
小浜線をご利用の際の場合は、
・ホーム移動の途中で必ず黄色のIC改札機を見つけて、しっかりタッチする
(小浜線内は駅で精算もしくは車内精算)
・改札をICカードで出て小浜線のきっぷを購入して乗車する
(小浜線のきっぷは券売機でICカード決済で購入できます)
が必要になります。
ハピライン⇔特急・新快速の乗り継ぎ、タッチは必要?
次に、ハピラインふくいと、関西方面へ直通する特急(サンダーバード等)や新快速を乗り継ぐ場合です。
これが少し複雑で、「どこから乗って、どこへ行くか」という条件によって、乗り換え改札機でのタッチが必要かどうかが変わってきます。
必ずタッチが必要なケース①:IRいしかわ鉄道沿線からの乗車
まず、石川県のIRいしかわ鉄道沿線(金沢や小松など)からICカードで乗車してきた方は、敦賀駅での乗り換えタッチが必ず必要です。

これは、ICカードで乗車できる距離やエリアをまたぐ際のシステムの都合によるものです。北陸本線が第三セクター化されて細分化されたことで、長距離のICカード利用には制限がかかるようになっています。
IRいしかわ鉄道から乗車してそのまま関西方面へ向かうと、データ上エラーになってしまうため、敦賀駅の乗り換え改札機で一度決済を完了させる必要があります。
必ずタッチが必要なケース②:関西の特定エリア外へ出る場合
敦賀から新快速や普通列車に乗って関西方面へ向かう際、大阪駅より先の駅へ行く場合や、琵琶湖線・湖西線・JR京都線・JR神戸線というメインルートから外れる路線(例えば、草津線など)に出る場合も、敦賀駅でのタッチが必要となります。
詳しくは下の図を参考にしてください。

関西のICOCAエリアは非常に広大ですが、「エリアをまたぐ利用」や「長距離利用(例えば営業キロ200kmを超える場合)」には独自のルールが適用されます。
下車駅で「ここでは精算できません」と言われてしまうのを防ぐためにも、草津線方面や、大阪を越えて兵庫県の奥の方へ向かうような長距離移動の際は、敦賀駅の乗り換え改札機で一度タッチしておくのが最も確実です。
フリーきっぷを敦賀駅で乗り換える場合
私は普段の移動で、「あいの風・IR・ハピライン連携 北陸3県2Dayパス」(2,800円)や「北陸おでかけtabiwaパス」(2,900円)といったデジタルフリーきっぷを頻繁に利用しています。


これらは北陸エリアの移動には最強のコスパを誇ります。
しかし、これらのフリーきっぷの南の限界点は「敦賀駅」です。
敦賀から先、関西方面へ新快速で帰る際には、別途運賃が必要になります。
フリーきっぷから新快速への乗り継ぎ
例えば、北陸3県2Dayパスを使って富山や金沢から敦賀まで来て、敦賀から新快速に乗り換えて京都や大阪へ向かうとします。
この時、敦賀駅の改札を一旦出て、券売機で関西方面へのきっぷを買うというのは、接続時間が短い新快速への乗り換えでは致命的なタイムロスになります。
かといって、そのまま新快速に乗り込んで、目的地の駅(例えば京都駅)で「敦賀からの乗り越し精算」をするのも、実は非常に面倒なのです。降車駅の窓口や精算機が混雑していると、無駄な時間を過ごすことになります。
そこで役立つのが、敦賀駅構内の乗り換え改札機です。

敦賀駅で新快速に乗り換える際、構内を歩きながら、スッと手持ちのモバイルSuicaやICOCAを乗り換え改札機にタッチします。これにより、「敦賀駅からICカードで乗車した」という記録がスマートフォンのICに書き込まれます。
こうしておけば、目的地の京都駅や大阪駅では、そのまま自動改札機にスマホをタッチするだけで、敦賀からの運賃が自動的に引き落とされ、スムーズに改札を抜けることができます。
乗り越し精算の長蛇の列に並ぶ必要は一切ありません。
敦賀駅のICカードを理解してタイムロスを防ごう
敦賀駅は乗り入れる路線が多く、JR在来線と新幹線・ハピラインの境界であるため、決済のルールが少し複雑になっています。
しかし、構内にある「乗り換え改札機」の存在意義と、ICカードのタッチが必要な条件(小浜線利用、IRエリアからの乗車、関西の長距離・別路線への乗り越し、そしてフリーきっぷとの併用)を事前に把握しておけば、無用なトラブルやタイムロスを完全に防ぐことができます。
今回の記事が敦賀を越えて旅や移動される方の参考になればうれしいです。
