広島の街に、新しい歴史の1ページが開かれました。
長年にわたり、市民の皆様の足として親しまれてきた広島電鉄の路面電車が、ついにJR広島駅の新駅ビル2階へと乗り入れたのです。

朝youtubeで広島駅のライブカメラを見ましたが、始発列車を待ちわびる大勢の方がJR広島駅前に集まってました。

今回の駅前大橋ルートの開業は、広島電鉄にとって一大変革です。
113年の歴史を持つ路面電車が、時代の流れに合わせ、より便利に、そしてより身近な存在へと進化するための大きな一歩と言えるでしょう。
旧ルートとの温かいお別れ
新ルートの開業を前に、前日には旧ルートでの最後の運行が行われました。
稲荷町から猿猴橋町を経由しJR広島駅へ向かう旧ルートは、多くの方にとって当たり前の日常風景でした。私自身も2008年に広島訪れて以来、このルートを電車で通りました。
今日は旧ルートの最終運転の動画も見ました。長年親しんだ風景がなくなることを惜しむかのように、沿線には大勢の見物客が集まり、スマートフォンのカメラを向けて最後の勇姿を記録していました。そして、最終列車が広島駅に到着した際には、盛大な拍手がわき起こり、その終着を静かに見守る方々の目には、少しの寂しさも感じられました。路面電車と、それを見送る方々との間には、言葉にはできない温かい絆があったのだと改めて感じさせられました。
新時代の幕開け、駅ビル乗り入れという感動
新ルートの最大の魅力は、やはりJR広島駅ビルへの乗り入れでしょう。これまでの路面電車の乗り場は、JRの改札口から階段を下りて地上までかなり歩きました。
しかし、新しいルートのおかげで、JR在来線や新幹線からの乗り換えが大変スムーズになり、利便性が飛躍的に高まりました。路面電車が交通の主役として、さらに輝きを増す、本当に歴史的な瞬間です。
利便性の向上と街の活性化への期待
今回の駅前大橋ルート開業は、鉄道ファンだけでなく、広島に住む人々や、訪れる観光客の皆様にとっても、大きな意味を持っています。これまで、JRと広島電鉄の乗り換えは少し不便でした、しかし、新ルートの開業により、その課題が一気に解消されたのです。
これにより、広島市内の観光地へのアクセスが格段に向上し、街全体がさらににぎやかになることが期待されます。まさに、路面電車が街のメインルートとして街全体に活力を送り届ける役割を担っていくことでしょう。

鉄道ファンとして、これからの展望
今回の駅前大橋ルートの開業は、鉄道ファンにとっても、たくさんの楽しみを与えてくれます。高架ルートから見る、今までとは違う街の景色は、新鮮な発見がたくさんあるはずです。
私も今月来月には新しいルートの広島電鉄に乗車し、その利便性を実感したいと思います。
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