「我が家の最寄りは秘境駅」を視聴しました
昨日はBS日テレで放送されている「我が家の最寄りは秘境駅」を見ていました。

以前、2時間のスペシャル版の再放送を観たことがあるのですが、先週から1時間のレギュラー放送になったようです。ナレーターは鉄道好きで知られる俳優の六角精児さんです。
秘境駅を支える人々の生活に密着する、非常に見応えのある番組です。
今回は阿武隈急行の特集

今回の放送では、福島県の福島駅と宮城県の槻木駅を結ぶ第三セクター鉄道、阿武隈急行線の秘境駅が特集されました。特に、兜駅(かぶとえき)とあぶくま駅の2駅がクローズアップされていました。


兜駅
兜駅は、一日平均利用者数がわずか一人という超秘境駅です。番組では、その「たった一人」の利用者がいるかどうかを調査していました。
そして朝7時頃、通勤で利用されている60代の男性に出会いました。しかし、彼は常時の利用者ではなく、普段は車で通勤しているものの、時々電車を利用するとのことでした。
番組では、彼の農作業を中心とした生活を取り上げていました。日常的に利用者がいなくても、地域に暮らす人々の「時々」の利用や生活に駅が深く関わっていることが伝わりました。
あぶくま駅
次にあぶくま駅でも利用者の調査が行われました。
聖地巡礼の若者
最初に出会ったのは、アニメ『初恋 れ~るとりっぷ』の聖地巡礼で訪れた若者でした。彼は主にホームで写真撮影をしていました。彼がホームに降り立つ直前でCMに入ったのですが、カメラを持っていたことから、鉄道写真も撮るのだろうと私は思いました。
昆虫YouTuber「たえたそさん」
次に取り上げられていたのは、偶然にも昆虫を専門とするYouTuberの方でした。「たえたそさん」という女性で、私は知らなかったのですが、なんと登録者が14万人もいらっしゃる方でした。

番組に最初に取り上げられた際は、お父様との昆虫採集の途中でトイレに立ち寄っただけで、電車の利用ではありませんでした。しかし、彼女自身は学生時代、阿武隈急行を利用して仙台の音楽学校へ2年間通学しており、現在でも昆虫採集のために電車を利用することがあると話していました。
「我が家の最寄りは秘境駅」を視聴し感じたのは
多分ネタには困らないだろうと感じた
人口減少が続く日本において、現在でも利用者数が数人の駅は全国にたくさんあるでしょうし、これからさらに増えていくと考えられます。
そのため、この番組は取り上げる駅に困ることはなく、今後も継続して放送できるだけの「ネタ」に恵まれているだろうと感じました。秘境駅を通して、日本のローカルな現状を垣間見ることができます。
利用者一人でも駅が残っているのはすごい
利用者一人であっても駅が維持されていることは、改めて考えると非常にありがたいことだと感じました。
普通のサービスであれば、利用者が少なければすぐに廃止されたり、規模が削減されたりします。
JR北海道こそ、利用者の少ない駅を廃駅にしていますが、ほかの鉄道会社でそうなったという話はあまり聞いたことがありません。廃駅にするにも、ホームの撤去費用や手続きなどで手間や費用がかかるのかもしれませんが、改めて秘境駅が維持されていることに、地域社会と鉄道会社への感謝を忘れてはいけないと感じました。
面白い番組でした
私は鉄道旅行番組のグルメ(特に高価なもの)や温泉旅館などはそんなに興味がなく、むしろ沿線の生活や自然を特集したドキュメンタリーや紀行番組を見るようになってます。そんな私にはこんな番組ぴったりと感じました。
来週からも視聴してみたいと思います。


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